『運転者 未来を変える過去からの使者』読みました。
最近は、ビジネス書ばかり読んでいたのでたまには小説もいいかなと探してたところ、ベストセラー1位なら間違いないと思い読んでみました。
確かに、間違いない内容でした。
年代的なこともあるかと思いますが、40半ばの私には、ドンピシャでした。
私の読書スタイルは基本的に、耳読です。
iPhoneの自動読み上げ機能を使い、字を目で追っています。
たまにというか、結構、漢字の読み方が変だったり、抑揚がないのでわかりずらいこAともありますが、字を目で追っていればさほどきにならないと思います。
こちらの書籍は、Audible版もあるようです。サンプルで聞きましたが、自動読み上げ機能とは、格段に違いますね。当たり前ですね!
昨日の昼から読みだして今日の朝に読み終えました。
後半は涙をながし、鼻水を拭きながら、ティッシュを片手に読み進んでいきました。
朝から号泣してしまいましたね。
恐らく主人公の修一も私と年代は同じぐらいなんだと思います。
時代背景が、私の生きてきた時代の価値観と同じように感じました。
涙が出始めた個所は、主人公のお父さんの思いの部分でした。
私の親も、主人公の親と同じ価値観を持っていたようでした。
あいつの人生はあいつのものだ。俺のやりたいことにまきこむわけにはいかない。
という一説には、私自身も親に同じような内容のことを言われていたので、当時のことを思い出しました。
私は、大学入学のために愛知県から神奈川県に出てきて、20年以上になります。就職を考えるようになるころに、母から、実家に戻ってこなくてもいい、あなたの好きなことをすればいいよと言ってもらったこともあり、現在まで来ています。
長男ということもあり、本来ならば実家に帰るのが結構当たり前の世の中でした。
その当時の同級生なんかも、ほとんどは実家に帰っていました。
両親への感謝の思いが込み上げてきて、もっと頑張らなくてはという思いも出てきました。
本書の中でも書かれていましたが、ほかの人の頑張りや思いを感じるとそれに答えるために自分も頑張れるというようなことも書かれていました。
私には二人の息子がいますが、彼らが頑張っている姿を見るだけで元気が出てきます。主人公の父親と同じく息子の人生の邪魔はしたくないし、できることなら応援してやりたいと思うのが親なんだなと思います。
必要のない人なんてこの世には存在しない。
必ず一人一人が誰かの役に立っているんだと思います。
いい行い(徳を積んで)、本書では運を貯めるとしていますが、運はポイントカードと同じく貯めないと使えないんです。運も同じだと本書の中では書かれています。
また、運というのは先人から引き継がれた運のポイントを使わしてもらっているということを考えると、自分たちの子供たちのためにも運を貯めていくことが重要なんだと気づかされました。
先祖を敬い感謝して、徳を積んで、楽しく豊かになりましょう!
本からの学びは半端ないですね。